ガールズロックユニット『PASSPO☆』にて歌にダンスにベースにと大活躍中の増井みおさん。
『PASSPO☆』は”旅と空”をテーマに、CAを思わせる衣装やダンス小物、ファンをパッセンジャーと呼ぶなど独自の世界観を打ち出し、女性グループとしては初のオリコン首位デビューを果たしました。個性溢れるメンバーの中でも、小さな体から繰り出される大胆なサウンドに定評のある増井さんは、筋金入りのロック好き。ふんわりとした優しい印象の日常と、ステージに上がった時の”無敵さ”のギャップがたまりません。
今回はそんな増井さんに、新曲の見どころ・聴きどころや、ベーシストならではのおすすめアプリ、かなり使えちゃうiPhoneポシェットなどを教えていただきました!
さらに、ぜひご覧いただきたいのがスマホで撮影されたかわいすぎるイラスト作成動画♡
女子力・ロック魂の絶妙バランスでお送りします♪
-今回は両A面シングル、『ギミギミaction/ラブリフレイン』のリリースおめでとうございます! 早速MVを拝見させていただいたのですが、どちらにもテレビが登場していましたよね。
増井-ありがとうございます! そうですね、『ギミギミaction』のほうは、アメリカのホームドラマ仕立てになってまして、その中の色々ごちゃごちゃ~ってした世界の中で犬がテレビをつけると、テレビの中に『PASSPO☆』っていうアイドルが出てきて、ラブリフレインを踊っているっていうリンクをしています。
-犬も含め、皆さんが一家族に変貌されていたので一瞬誰が誰かわからないくらいでした! 『ラブリフレイン』のほうはMVでも楽器を持たれていましたが、楽曲もバンドサウンド的でしたよね。
増井-そうなんです。同じ事務所のSilent Sirenちゃんが楽曲を提供してくれて、"さいさいちゃんぽさ"が全面に出ていて、同時に『PASSPO☆』の可愛さも引き出してくれて。MVはバンドバージョンで、自分たちでコピーして弾いています♪
-増井さんはもともと楽器はやっていらっしゃったんですか?
増井-全然やっていなかったんですけど、もともとロックは大好きで。『PASSPO☆』に入った時に「楽器をやるぞ!」ってずっと社長さん(『PASSPO☆』の生みの親)に言われてて。いちばん早く楽器を持ち出したのは私なんですけど、そこからみんな練習していって今に至るって感じです。
-すると、ベース歴はけっこう長いですね。
増井-何年だろう! 初めてベースを持ったのは高校2年生のときですけど、ちゃんと弾いたのは4年前ですかね? お家で練習したり、自分でスタジオをとって個人練習したりします。3年前くらい前に『Perfect Sky』で披露したときは「人生でこんなに緊張することある!?」ってくらい緊張しましたね(笑)。今年から『BAND PASSPO☆』として対バンでも出させていただいたりして、日々学んでいます。
かわいすぎるパステルカラーのベースは倒れるときも一緒!
-増井さんのベース、パステルカラーのバイカラーみたいになっていてすごく可愛いですよね! カスタムされたものなんですか?
増井-しましたね! 今、楽器チームが使っているのがESPっていう有名な楽器屋さんなんですけど、最初作る時にMV撮影までの期間が1ヶ月くらいしかなくて。だから、全部カスタムすることはできないけど、希望の色があればできるって言われて。
そこから、ベースの形を決めて、みんな「何色がいいです!」って言ったんですけど、わたし「2色がいいなあ……」って思っていて、ツートーンとかできないですかって相談して、大好きなパステルカラーの水色と、パステル紫をツートンにしていただいて作ったんです。
-珍しいですよね! 柄物とかはたまにあると思うんですけど、真ん中でパキッと別れているのって。
増井-めちゃくちゃ気に入ってます!
-もともとロックがお好きっていうことなのですが、最近「ロックだな!」と思った出来事はありますか?
増井-ツアーがありまして、ファイナルがこのあいだ11月19日の所沢航空公園であったんですけれども、ツアーファイナルってツアーの集大成じゃないですか? 9月からツアーをやっていたんですけど、その前から楽器強化期間を設けたりしていたんです。その成果を見せる場所だと思って精一杯自分の中のロックを吐き出して、力尽きて、楽器を持ったままその場でがっ!! て倒れたんですよ(笑)。
その時に、あ~やばいな、ロックだなって思いました(笑)頭を振りすぎて、そのまま足を持っていかれて。その前に何十曲踊った後だったので。
”中学生から原宿ガール”の発想&デザイン力はさすがです。
-今回の衣装、わたしの中ではCAさんとアイスクリーム屋さんみたいなイメージですごく可愛かったです!
増井-ありがとうございます! 今までの衣装は全部わたしがデザインをしていたんですけど、『PASSPO☆』がアメリカンガールズロックユニットになって、今回はアメリカンな衣装を得意な女性の方に初めて全部お任せして。
そしたら、今までは男性のスタイリストの方とタッグを組んでやってきたんですけど、女性の方のデザインてまた全然違うものができて、私たちもすごくお気に入りで着てます!
-今までグループ全員分のデザインを担当されていたなんて驚きです!
増井-違うアイドルちゃんのデザインをしたこともあります。お洋服が好きで♡
-デザインのお勉強もされたり?
増井-そうですね、最初は全然デザインのこともよくわかっていなかったんですけど、任されるようになってからは服の生地とか、そういう細かい部分をこだわるようになってきて。独学っていうほど勉強したわけではないんですけど、自分でやってきましたね。
-ブランドさんとのコラボレーションもなさってましたよね。
増井-原宿のNile Perch(ナイルパーチ)さんには高校生の頃から通ってて、最初は普通に行っていたんですけど、Nile Perchさんが『PASSPO☆』って知ってくださってから、何回かコラボするようになって。自分のデザインをみんなが着てくれたりして、すっごい嬉しいです。
メロンソーダの可愛さを伝えたくて……カメラアプリ購入♡
-増井さんSNSもやられていますが、スマホは活用されていますか?
増井-最近instagramをけっこうやっていて、それでやっぱり可愛い写真を撮るために、有料の綺麗な色にできるアプリを使ってます。「Analog Film」っていうんですけど、けっこうピンク系にできるアプリですっごい綺麗に写るんです。わたし、すごいメロンソーダが大好きなんですよ!
-イメージカラーと一緒ですね!
増井-そうです(笑)。それでよくインスタに、「メロンソーダを体に注入!」ってやるんですけど。メロンソーダの色ってすごく綺麗じゃないですか。もちろん味も好きなんですけど、あの色に、炭酸の泡がばーってあるのも可愛すぎて好きなので、メロンソーダを綺麗に撮るためにダウンロードしたようなものなんです(笑)。最初はそれが始まりでした!
どうやったらメロンソーダが綺麗に可愛く写るかなあ~って。初めて撮ったのもメロンソーダです。今は人物も撮るようになってますけど、きっかけはメロンソーダです!
-メロンソーダのための有料アプリだったんですね(笑)。
増井-あんまり有料アプリって買わないので、それくらいですね。初めて、メロンソーダのために(笑)。
ご本人もびっくりな優秀音楽アプリたち
-音楽アプリも使われていますか?
増井-チューナーくらいですかね?
-楽器をチューニングする用の?
増井-「Tuner Lite」っていうやつなんですけど。もちろんチューナーはあるんですが、忘れちゃった時にとったやつで。ギターのすぐ下にiPhoneを置くと音を拾ってくれて、チューニングをしてくれるんですよ。けっこう優秀で、すごい音が合うんです。それはけっこう使ってます。
-チューナーを絶対荷物に加えなければいけない頃からしたら、考えられないですね。
増井-そうなんですよ、本当にアプリってすごいなあって思うんですよね。この時代全部アプリでできるようになっちゃうんじゃないかなって。あと、アプリひとつで全然音楽とかも作れちゃうので。
-「GarageBand」とかですか?
増井-そうですね! あと、友達がとってたやつで、本当にMacBookと同じくらいの機能があって、指ひとつで音を操作できて、それを全部組み合わせて音楽を作るみたいなのもあったりして。それは遊びでって感じなんですけど。
記事で紹介したアプリ
白い紙にスラスラ♪ 魔法みたいに完成するイラストは必見!
-増井さんの特技が絵を描くことってうかがったんですけど、どんな絵を描かれるんですか?
増井-けっこう色々な絵を描くんですけど、最近はちょっとアメコミ風なのを自分の中で描いていて。Twitterにちょこちょこ載せていて、ハッシュタグで『みお絵かき』ってすると出てくると思うんですけど、ツアー用に全員の似顔絵を描いたり。
お気に入りは、メンバーがスーパーマンになっている絵です。これは描きながら考えていて、最初は強めなもりしー(森詩織さん)を描こうと思って担ですけど、このままスーパーマンにしちゃおうと思って(笑)。
-いっぱつ描きなんですね! うまい!
増井-そうですね、私はいっぱつで描いちゃいます。母が昔デザイナーだったので、家に母の絵がいっぱいあったんですよ。それを小さい頃からずっと見てたので、もう絵は描くものだと思ってて(笑)。ずーっとちっちゃい頃から続けていた延長です。
-これって、もともと頭の中に完成形があって描かれているんですか?
増井-でも、そうですね! 頭の中で描いてからかいてますね。あとは、こういうホラー系の絵を描くことも多いですね。
-怖可愛い!
増井-高校生の時はずっと「りぼん」みたいな少女漫画を描いてて。
-やっぱり手描きですか?
増井-はい。ペンタブがちょっと苦手で(笑)。自分の絵じゃなくなっちゃうような気がするんですよね。なので、色をつけるとしたら紙に描いて、スキャナーでスキャンして、パソコンで色を塗るとかはします。でも、紙にボールペンで描くのがいちばん好きです。
倍速間違えてはいりきらんかった……
完成系は別で載せるね~
使ったのはコピック blackだよっ
スーパーマンみたいなもりし描いた#みお絵かき pic.twitter.com/qE4yHFBpbG— 増井みお☆(12/24BANDライブ) (@miomasui) 2016年6月23日
愛用中♡ ケースじゃないのに超使える優秀ポーチ
-ディズニーランドもお好きなんですよね。
増井-大好きです! 舞浜に着いたら公式の待ち時間情報とか参考にしています。ハロウィンには仮装して行きました。去年はアリエルをやったんですけど、今年はピーターパンでランドに行きました♪
-ポーチもディズニー!
増井-この前iPhone 7にしたばかりで、ディズニーストアに行ってもまだケースがなかったんですよ。そしたら、これがあって! アリスに出てくるオイスターズなんですけど。このままタッチできるんですよ。
-すごく感度高いですね!
増井-そうなんですよ! ポーチなんですけど、このままメールもできるから♪
-iPhone 7はなかなか既存のものだと反応しないとお困りの方も多いんですよね。
増井-そうなんですか! めっちゃ反応します。 さすがディズニーは優秀なんですね!
-携帯と、お財布なんかだけ入れて、手ぶらでお出かけできますね。
増井-この中にディズニーのチケットも入れられるし、パーク内を巡る時もすごく便利です♡
増井みおさんからのメッセージ
『ギミギミaction』と『ラブリフレイン』は今回両A面シングルで出させてもらっているんですけど、『ギミギミaction』のほうは『PASSPO☆』初のウィンターソングなんですよ。今まですごく夏曲が多かったので、それが嬉しすぎてなのか、最後にみんなで「ウィンター!!!」って叫ぶところがあって。始まりにも、シャンシャンシャンて鈴が鳴ったりとか、すごく冬っぽい可愛らしい曲です。
『ラブリフレイン』は、肉食系女子をいつも側で見守っている男の子目線の話なんですよ。で、一人称が「僕は」って言ってたり、女の子をすごい優しく見守っている内容になっていて。
で、実はこの2曲の中で同じ歌詞が使われています。『ギミギミ』では、「合鍵をもらった」って言ってて、『ラブリフレイン』では「渡した合鍵」って言ってて。同一人物の女の子と男の子が付き合ってるっていう設定なので、カフェテラスって言葉も両方に入っているんです。そこを照らし合わせてみたりもしてほしいし、『ギミギミ』の肉食系女子の可愛さと、『リフレイン』の男の子の想いを一緒に聴いてほしい曲となっております!
<※追加コメント※>
12月15日にはアルバムも出ます! 『PASSPO☆』のアルバムにはいろんなジャンルの曲が入っていて、今回はフライト中の機内映画をテーマにしています。アクション映画、パーティー映画、ゾンビ映画っぽい曲もあったりします。表題曲の歌詞はわたしとサウンドプロデューサーの共作で、物語を考えたりしました。長時間フライトの時にチャンネルを切り替えていくような、そんな感覚で聴いていただけるアルバムです! 是非みなさんに聴いていただければと思います♪
PASSPO☆ NEW SINGLE『ギミギミaction/ラブリフレイン』
「ギミギミaction/ラブリフレイン」2016/11/23発売
- 【ファーストクラス盤/Type-A(CD+DVD)】CRCP-10361 / 1,667+tax
- 【ビジネスクラス盤/Type-B(CD+DVD)】CRCP-10362 / 1,667+tax
- 【エコノミークラス盤/Type-C(CD)】CRCP-10363 / 1,111+tax
※収録内容 【CD】Type-A/B/C共通
- M-1:ギミギミaction
- M-2:ラブリフレイン
- M-3:ギミギミaction(instrumental)
- M-4:ラブリフレイン(instrumental)
増井みお PROFILE
増井みお(ますい・みお)。1994年10月6日生まれ。東京都出身。
”ガールズロックで、お客さまを忘れられない旅にお連れする7人組ユニット”『PASSPO☆』の1人として活動中。メンバーがクルーと称す他、ファンをパッセンジャー、ライブをフライト、チケットを搭乗券と呼ぶなど、空と旅をテーマにパフォーマンスを行なっている。歌って踊るアイドルであることはもちろん、『BAND PASSPO☆』として楽器を持ち、本格的なバンドサウンドを奏でる一面もある。その中でも増井みおのベースプレイやステージングには定評があり、グループ1ロックな感性を持つメンバーとしても知られている。また、グループ全員分の衣装デザインを手がけたり、アパレル店とのコラボレーションを行うなど、アート面でも幅広く活躍している。好きなものはゾンビ・ホラー映画、特技は絵を描くこと。
PHOTO:NORICO/文章:馬塲言葉